デザイン思考のご紹介

多様な世代の複数のビジネスマンミーティング

デザイン思考とは、人間中心のアプローチを基盤とする課題解決・イノベーション創出のための思考法である。デザイナーの問題解決プロセスをビジネス・教育・社会課題へと応用したこの手法は、より良い「ユーザー体験」のデザインを目的に、以下の5つのプロセスで構成される。 (ジャスパー・ウ『実践スタンフォード式デザイン思考』インプレス、2019年より)

  1. 共感 ユーザーインタビュー・アンケート・観察を通じて情報を収集し、典型的なユーザー像(ペルソナ)を特定する。注目すべきコメントや事実をリストアップし、チームで解釈・議論した結果を「インサイト」として整理する。
  2. 課題定義 導き出したインサイトをもとに、ユーザーが本当に実現したいことや潜在的な課題を深掘りし、「解決すべき課題」を定義する。
  3. 発想(アイデア) 定義した課題に対してチームでブレインストーミングを行い、多様なアイデアを創出する。メンバーの投票によって優先順位を決め、最終的な1案をコンセプトとしてまとめる。
  4. プロトタイプ作成 選定されたアイデアを検証するための試作品(プロトタイプ)を制作する。
  5. テスト ユーザーテストを通じてアイデアを評価し、フィードバックをもとにプロトタイプを改善する。

課題の設定から解決策の立案、試作・検証までを一貫してカバーするデザイン思考は、「課題設定・解決能力」を実践的に養成するうえで非常に有効な手法といえる。